「パソコンで動くゲームを作るために、とりあえずプログラム言語を覚えるぞ!」
と思っている方。
少し調べてみると、プログラミング言語っていろいろな種類があることが分かりますね。
一体どれを覚えれば良いんでしょう?
ゲーム業界でゲームプログラマーとして生きていく場合は、C++という言語の習得が必要です。
「よし、じゃあさっそくC++の勉強を始めるぞ!」と意気込むアナタ!
もちろん構いません。
でもC++は、プログラミング言語の中でも比較的扱いが難しい言語です。
なので、分からないからといって、すぐにプログラミングを覚えることを諦めないでください。
だめだと思ったら、別の言語から慣れていくと良いでしょう。
プログラムを覚えるうえで大事なのは、頭の中で日本語で考えている段階で、コンピュータにとって分かりやすい言い方に変えることです。
そしてそのあと、その言い方を実際に日本語からプログラム言語に変えていきます。
こういった変換作業に慣れることです。
例えば「私はバスで学校に行きます」を英文にすると「I go to school by bus.」という風になりますが、これをいきなり翻訳するのではなく「私は行く学校へバスで」という風に英語にしやすい風に並び替えてから英語に訳す感じです。
さらに言葉の置き換えなども行います。
例えば「1から10までを表示する」をコンピュータにさせたい場合、そのままお願いしてもコンピュータは実行してくれません。
このような場合は、「変数(値を覚えておくための入れ物)に1を入れた後、その変数を1ずつ加算するのを10回繰り返しながら変数の値を表示する」といった形でプログラムに直しやすい言い方に変えます。
そのあとにプログラム言語に変換(翻訳)していきます。
// 1から10までを表示する for (int count = 1; count <= 10; count++) // 変数countに1を入れた後、その変数を1ずつ加算するのを10回繰り返す { printf("%d", count); // 変数の値を表示する }
C++がなぜ難しいかというと、この言い方を変える際に、かなりコンピュータ寄りに変えないといけないからです。
実は言語によって、この言い方の難易度が変わります。
なので、C++が難しいと思ったら、まずはもう少し難易度の低い環境から始めると良いです。
難易度の低い環境としては、Scratch(スクラッチ)などの日本語のままでプログラムが組めるものがあります。
まずはこのあたりでプログラミング思考に慣れ親しむというのも良いでしょう。
ある程度プログラミング思考に慣れてきたら、Unityを使ってC#にチャレンジしてみるのも良いです。
UnityはScratchと同じようにパーツの組み合わせである程度作ることができますが、プログラムを組む必要も出てきます。
その際に使用する言語がC#なのですが、C#はC++をルーツとした言語で、C++の文法にとてもよく似ています。
なので、C#からプログラミングを始めて、ある程度慣れてきたらC++も覚えるといった流れでも良いと思います。
プログラミングを覚える環境はたくさんあります。
自分に合った言語と環境を見つけるためにも、本を読んだりしながら色々と試してみましょう。
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